コミティア122 その2
もさもさです。
さて、当日の感想だけでは大した文字数にはならないと思われますので、こんな話を・・・。
今回、個人では3回目、友人と始めた2次創作も入れれば6回目の出店、しかも前回の出店から 実に1年半もの期間が空いていた事もあり、今までに比べれば大分余裕を持って作業を進めておりました。 実際、クリスタ(使っている漫画制作ソフト)の操作にもそれなりに慣れ、最終締切まで大分間がある 先月末の時点で、完成まであとわずかというところまで来ました。 ・・・・・ところが、締切が迫って来るに従って見えてくるようになるのです。原稿の粗が! おそらく、作業に集中している時は冷静さを欠いている事もあり、今現在必死に向かい合っている
ページしか目に入っていないんでしょうな。そして、締切まであと数時間というタイミングで
「さて、あと少し頑張りますかね」等と余裕をかましたとたんに視界に飛び込んで来る空白の背景!
台詞の矛盾!コマからはみ出た線! 結局、それらの修正に時間を使い、残り10分というギリギリの時間に辛うじて入稿を済ませたのでした。
こんな与太話でどれだけ字数を稼げたか分かりませんが、実話なのですから困ったものですw
そして、こんな話をブログに上げるのは、次回また本を出すであろう自分に対する戒めの意味が大きいです。
未来の俺よ、何週間後に締切を控えてるのか知らんが、これを読んでいたら頭を冷やして最初から最後まで 原稿を見直せ。絵、台詞、コマの外、表紙。イベント当日に無様な本を皆様に晒したくなければ
目を皿のようにして再度原稿を凝視せよ!
と、己自身に活を入れたところで当日の話を少々。
ここまで読まれた方は、もう少しだけお付き合い下さい。
とまあ、そんなこんなで23日コミティア当日を迎え、早朝地元の駅で待ち合わせた助っ人の友人と落ち合い、電車に揺られること〇時間。あいにくの雨模様でしたが、いつの間にか出来た屋根のおかげで国際展示場駅からビッグサイトまで一切雨に濡れることなく入場出来たのはありがたかったです。 そして、己のスペースに到着。新刊が印刷所さんから届いているのを確認の後、簡素ながらも敷布、前日と当日(!)慌てて作って来たポップ類でささやかながらディスプレイを済ませ、新刊と旧刊2種の配置を完了したのでした。
開場してからは、当然の如く大手のサークルさんに行列が集中。そういった「本命」の本があらかた捌けた段階から徐々に私のような所謂ピコ手サークルにお客が流れて来るものです。
案の定、先程まで通過するだけだったお客様方が周囲のサークルさんに足を止めるようになってきます。実は前回「#1」を出した時は開場早々15分程で1冊目をお買い上げ戴いていた事もあり「けっして売れ線ではないが、見てくれている人(ピンポイントで波長の合う人)はいるものだ」と、あるんだかないんだかわからない程度の仄かな自信もあったりしたのです。 ・・・・・が!売れない!ごく稀に手に取ってくれる人はいても買ってくれるまでには至らない!!
そうこうしている内に残り1時間を切り、ピコ手の中でも売れているサークルさん、イベント参加経験豊富そうなサークルさん等は徐々に撤収を始めます。私の脳裏にも「一冊も売れなかったらツイッターやブログに何と書こう?書いたところで、それは果たして笑えるのか?」などとネガティブな考えが浮かびます。
そして、イベント終了まで残すところ30分を切った午後3時30分過ぎ。とうとうその時が訪れました。
我がサークルの前に立ち止まる人影。それまでも手に取って下さる人は3,4人ほどはいたのですが、それとは少々様子が異なります。私の新刊を手に取り、取り出したのはお財布!
最初に出した無印の「First Impression」と新刊「#2」の二冊を買って下さる方が現れたのです! 嬉しさのあまり思わず机にひれ伏してしまいそうでしたが、さすがに見苦しいのでやめました。 お買い上げ戴いた方の事は詳しくは書けませんが、そういった方が一人でもいるからこそ「次も書こう」と思えるものです。 と同時に、今後はもっと多くの人に作品を読んでもらえるようにならねば!と思った次第です。
うーむ・・・やはり長くなってしまいましたな。
最後に、当日当サークルにいらっしゃった方、本をお買い上げ戴いた方、皆様ありがとうございました。 「#3」がいつになるかはっきりお約束は出来ませんが、来年中のどこか(おそらくは5月、8月、11月のいずれか)には例によってコミティアに出したいと思っております。 コミティア開催の時期「#3」の入稿が間に合いそうであれば更新しますので、上記の時期には当ホームページ&ブログをチェックしてみて下さい。
その時はどうかまた、当サークル「もさもさ帝国」をよろしくお願いします!m(_ _)m